上海洋山港 超大型船の寄港が相次ぐ

　上海市の洋山出入国検査部門は6日、リベリア船籍のコンテナ船「地中海エレナ」が洋山深水港の3期埠頭（ふとう）に停泊したことを明らかにしました。この船は全長399.99メートル、船幅61.3メートルで、最大2万4346個の20フィートコンテナを積載でき、20フィートコンテナは22層にまでできるという超大型船舶で、この埠頭に停泊した大型コンテナ船の記録が改めて更新されました。

洋山深水港に停泊している大型コンテナ船「地中海エレナ」

　出入国検査部門である上海出入境辺防検査本部管轄下の洋山国境検査所は新型コロナウイルス感染の新対策「乙類乙管」の実施以来初めて、関連部門と連携して同船の検査を行いました。海事、国境検査、税関の共同作業による「ワンストップ検査」は、大型船舶の効果的通関の助けになっています。

　上海洋山深水港は超大型コンテナ船の受け入れ能力と迅速な対応力により、大型船舶にとって第一の選択肢になっており、20フィートコンテナを2万4116個積載可能な船舶から2万4346個積載可能な船舶まで、洋山深水港に寄港する大型船舶の規模は19日の間に3回に渡って更新されました。（朱、鈴木）