習主席、ウクライナ危機の政治的解決について仏側と共同で呼びかけたい

　習近平国家主席は6日午後、フランスのマクロン大統領との会談後、共同で記者会見を行いました。

　習主席はウクライナ危機について、「中国は一貫して和解を呼びかけ、話し合いを促して政治的に解決するという方針を堅持している。フランスと共に国際社会に呼びかけたい」と述べました。

　理性を保って感情を抑え、危機をさらに悪化させ、ひいては制御不能な状態に陥るのを防ぐこと；国際人道法を厳格に遵守し、民間人や民間施設への攻撃を回避し、女性や子どもなどの紛争被害者を守ること；核兵器を使用せず、核戦争を行わないという厳かな約束を真摯（しんし）に履行し、いかなる状況下でも生物兵器と化学兵器の使用に反対し、原子力発電所など民間の原子力施設への武装攻撃に反対すること；一日も早く和平交渉を再開し、国連憲章の趣旨と原則に基づき、各方面の安全保障上の合理的な懸念に配慮し、政治的解決を模索し、均衡のとれた効果的かつ持続可能な欧州の安全保障の枠組みを構築すること；ウクライナ危機が食糧、エネルギー、金融、交通などの分野にもたらす波及効果に協力して対応し、ウクライナ危機が世界、特に発展途上国に及ぼす悪影響を軽減することが提起されました。（ZHL、坂下）