【CRI時評】米台結託の「政治ショー」は必ず断固とした反撃に遭う

2023-04-06 13:35:58  CRI

 中国台湾地区の指導者、蔡英文氏が6日、米国内を経由した際にマッカーシー米下院議長と会談したことは、昨年のペロシ前下院議長の台湾訪問に続いて、米台が結託して起こした新たな政治的挑発事件であり、「一つの中国」の原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定に深刻に違反し、中国の主権と領土の完全性を深刻に害し、「台湾独立」分裂勢力に深刻な誤ったシグナルを送るもので、民進党当局による再三の「米国に頼り独立を図る」姿勢と米国の一部の人間による「台湾をもって中国をけん制する」姿勢が、台湾海峡情勢が緊張しエスカレートする根源であることを、人々に一層知らしめている。

 台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的基礎の中の基礎であり、中米関係にとって第一の越えてはならないレッドラインである。台湾問題を適切に処理するために最も重要な原則が、「一つの中国」の堅持だ。米国は「一つの中国」の原則について厳粛な約束をしている。

 しかし、米国は何度もそれに背く行動と態度表明をし、「一つの中国」の原則を挑発し空洞化させようと繰り返してきた。下院議長であり米国政府序列3位の人物であるマッカーシー氏が蔡氏と会談したことは、米国が中国に対して行った厳粛な約束に深刻に背き、米国の国の信用を自ら壊すもので、米台の公的往来を引き上げ、「台湾を支持して中国を抑え込む」陰謀を進める政治的挑発であり、台湾海峡の平和、中米関係、国際秩序に巨大な危害をもたらすものだ。

 実際、「一つの中国」の原則を破壊する今回の会談の背後で、双方は下心を抱き、政治上の私利を得ようとしている。米国の政界で、マッカーシー氏は一貫して強硬な反中国の立場を取り続けている。米国では現在、民主・共和両党の党争が激しさを増し、次期大統領選の雰囲気が徐々に盛り上がりつつある中、「中国議題」が両党の力比べの道具となっている。共和党のマッカーシー氏は「台湾カード」を利用して政治的利益を得ようとしているだけでなく、その結果として生じる「トラブル」を民主党政権に転嫁しようとしている。

 台湾当局にとって、蔡氏が米国内を経由した際にマッカーシー氏と会談したことは、「台湾独立」の主張を売り込み、恥じることなくこびへつらって米国の反中国勢力の支持を求めることの他に、「アドリブを加える」思惑もある。来年「退任」する蔡氏は、今回の訪米を利用して民進党の勢いを増す一方で、米国にすがりつき、いわゆる対外安全保障を求めて「台湾独立」を元気づけようとしている。

 台湾は中国の台湾であり、台湾問題の解决は中国人自身のことだ。米台がどう結託しようとも、台湾が中国に属するという歴史上、法理上の事実を変えることはできず、中国が完全統一を実現する歴史の流れを阻止することはできず、世界の圧倒的多数の国々が「一つの中国」の原則を承認し支持している大局を揺り動かすことはできない。

 中国はかねて、米台の結託に断固反対し、必ず断固とした反撃措置を取ると表明してきた。いかなる人も、中国人民の国家の主権と領土の完全性を守る強固な決意、確固たる意志、強大な能力を見くびってはならない。(CRI論説員)

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