外交部、フィリピンでの米軍使用基地追加を非難

2023-04-06 18:54:37  CRI

 外交部の毛寧報道官は6日の定例記者会見で、フィリピンが米国にフィリピン国内で新たに4カ所の軍事施設利用を認めたことについて、「地域の国々は、台湾海峡情勢のエスカレートを招いた者は誰か、その目的は何なのかを見極めて欲しい。火中の栗を拾い、自らに災いが及ぶような行動をとらないよう望む」と述べました。

 フィリピンのガルベス国防相代行は5日、「米国に新たに4カ所の軍事施設の使用を認めることは、フィリピンが国益を守り、地域の集団防衛に貢献することに役立ち、船舶通行量の多い南海沿岸の商業航路を守るためにもなる」と述べました。

 毛報道官はこれを受けて、「米国に自国内で新たな軍事基地の使用を認めることは、本当に主権の安全と地域の平和・安定の維持に役立つのか、それとも深刻で収拾のつかない結果をもたらすことになるのか。該当地域の国々はこの問題について真剣に考える必要がある。南海での航行の自由と安全にはこれまで何の問題も存在しておらず、地域外の勢力が介入する必要もない」と強調しました。

 毛報道官はさらに、「台湾問題は中国の内政であり、台湾問題を解決するのは中国人自身の課題である。台湾海峡の緊張を高めているのは中国ではなく、台湾島内の『台湾独立』勢力と『台湾独立』勢力を支持する一部の国である」と改めて強調しました。(ZHL、坂下)

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