中国初 生態環境総合ハイパースペクトル観測衛星使用開始

2023-04-05 16:11:55  CRI

 2年間の軌道上でのテストを経て、中国初の生態環境総合ハイパースペクトル観測衛星が4日正式に使用を開始しました。

 この衛星は2021年9月7日に打ち上げられ、地球観測用機器2台と大気環境観測用機器5台を搭載し、大気環境、地表水、地上生態変化などの環境要素を同時に量子化し、光を非常に細かく分光することで、従来客観評価が難しかった物体の物質特性や状態を判定できるハイパースペクトル観測を行う能力を備え、総合性能は世界先進レベルに達しています。

 生態環境部監測司の関連責任者によりますと、この衛星は、大気における二酸化炭素、窒素酸化物、二酸化硫黄、メタンガス、オゾン、粒子状物質のいずれに対してもモニタリングしていて、精度が高められています。地表については、針葉樹林や広葉樹林など、さまざまな種類の森林をモニタリングすることができ、いずれも区別することができます。

 衛星は軌道上で引き渡された後、中国の大気・水・自然生態などの生態環境リモートセンシングモニタリングをサポートすることによって、環境汚染や自然災害へのモニタリングと応急力を高め、環境の管理レベルを高めます。(ヒガシ CK)

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