中国人カメラマン 8年間で長城の絶景写真60万枚を撮影

2023-04-05 14:19:19  CRI

 カメラマンの楊東さんは万里の長城を専門的に撮り、中国の東北地区から新疆ウィグル自治区まで撮影し続けてきました。

 楊東さんは1992年生まれ。2015年9月、23歳のときに長城を撮り始め、8年間で約15万キロの旅を経て150箇所以上の長城を訪れ、合わせて写真60万枚、動画100TB近くを撮影し保存しています。

 楊東さんの故郷、遼寧省丹東市には虎山長城という場所があります。彼の話によりますと、子供の頃、家族から「ここの長城はニセ長城だ。本当の長城は北京の八達嶺にある」という話をよく耳にしました。このことは彼が長城を専門的に撮影するきっかけになりました。

 彼にとって最も撮る価値のある長城は河北省の金山嶺長城です。

 ここ数年、長城周辺の生態環境は以前に増して良くなり、花の海や雲海のほか、撮影中に野生のウサギや鹿、リス、イノシシなどと出くわすこともあるといいます。

 楊東さんは、長城の写真を30万枚以上撮った時点での心境を振り返って「知れば知るほど、自分の知っていることが少ないことに気が付いた」と話します。

 また、カメラマンの友達からは「万里の長城はすでに撮り終えただろう」と言われますが、楊東さんは「一生の時間を使いつくしも、万里の長城は撮りきれない。しかし、一生をかけて一つのことをやり遂げることは、人生の幸せだ」と話していました。(オウギ、CK)

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