中国のネットユーザー、日本の作曲家・坂本龍一さんをしのぶ

2023-04-03 11:33:12  CRI

坂本龍一さんのウェイボー公式アカウントの投稿 

 日本の作曲家・坂本龍一さんが死去したというニュースが2日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の検索ランキングで2位となり、ネットユーザーからは天才作曲家をしのぶコメントが寄せられています。 

 ヤフーニュースなど複数の海外メディアは2日、坂本さんが死去したことを報じました。71歳でした。数多くの有名な映画音楽を手掛けた坂本さんが中国人に知られるようになったきっかけは、イタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督の名作映画「ラストエンペラー」です。坂本さんは1988年に「ラストエンペラー」で日本人初のアカデミー賞作曲賞を受賞しました。 

 坂本さんのファンは中国でも多く、ウェイボーのフォロワーだけで60万人を超えています。その音楽性と人間性が評価されています。坂本さんの死去が伝えられると、ウェイボーのサーバーがダウンするほどでした。中日両国で活躍しているドキュメンタリー監督の竹内亮さんは、坂本さんのウェイボー公式アカウントが同日シェアした「芸術は長く、人生は短し」という一節を引用し、中国語で「坂本先生からたくさんの感動をいただきました。ありがとうございます。安らかにお眠りください」とつづりました。 

 ネットユーザーからは、「坂本龍一さんの音符はすべてを昇華させ、すべての平凡で些細かつ穏やかな美しさにも人の心を揺さぶる力を持たせた」「坂本龍一さんは音楽家であるだけでなく、戦士でもあった」「『命は枯れることのない井戸』のように、百年後も人々があなたの音楽を聴くことができると願っている」「音楽に国境はない。あなたの音楽はあなたの代わりに世間に残っていく。安らかにお眠りください」「坂本龍一さんがなくなったと聞き、一瞬頭が真っ白になった。安らかにお眠りください。素晴らしいものをたくさん残してくれてありがとうございます」などのコメントが寄せられています。(ヒガシ、柳川) 

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