中国・シンガポール関係「全方位的で質の高い未来志向のパートナーシップ」に引き上げ

2023-04-01 18:10:39  CRI

 シンガポールのリー・シェンロン首相が李強総理の招きに応じ、3月27日から4月1日にかけて中国を公式訪問しました。

 訪問期間中、習近平国家主席、李強総理、全国人民代表大会常務委員会の趙楽際委員長、中国人民政治協商会議の王滬寧主席らが、それぞれリー首相と会談しました。

 両国の指導者は、両国関係を「全方位的で質の高い未来志向のパートナーシップ」に引き上げ、二国間関係の今後の発展を計画し、戦略的方向を明確にしていくことで意見を一致させました。

 リー首相は、中国が質の高い発展を推進していくことを支持すると改めて表明し、中国が改革開放を引き続き深めていくことに歓迎の意を表しました。

 一方の中国側は、シンガポールが長期間にわたって中国の現代化建設プロセスに参加し、二国間協力の堅固な基礎を築いたことを認めた上で、「シンガポールの持続的な発展と繁栄を支持する」と表明しました。

 双方は、「一帯一路」建設における協力の成果を高く評価し、「一帯一路」イニシアチブ提出10周年を重要な契機とし、引き続き質の高い協力を深化させ、両国や地域の人々に幸福をもたらしていくと示しました。

 また、2018年に署名した「自由貿易協定の格上げに関する議定書」に基づいてスタートした両国の自由貿易協定の格上げ後の交渉が実質的に完了することを歓迎し、関連議定書の調印を年内のできるだけ早い時期に完了すると約束しました。

 双方はさらに、中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)の全面的な戦略パートナーシップの枠組みの下で、引き続き中国・ASEAN関係を深め、協力を強化していくことを重ねて表明しました。(藍、謙)

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