北京
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中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)傘下の中国国際放送局(場所:北京市石景山区)敷地内の庭には、桜の木が植えられています。毎年の3月、美しい桜の花が咲き誇ります。実はこの桜の木は、日本から贈られたものです。
1996年、「長野県北京放送を聞く会」から中国国際放送局へ桜の苗木20本が寄贈されました。「長野県北京放送を聞く会」は、中国国際放送局の日本のリスナークラブで、1982年に設立されました。時代が変わり、中国国際放送局が発信するコンテンツはラジオ以外にも広がりましたが、この会のメンバーは変わらず応援してくれています。この桜を楽しむことは、中国国際放送局のすべての職員にとっての、春の風物詩になっています。
今年も社内の花見客に感想を伺いました。
安さん:「毎日ここにきて桜の開花をチェックする。開花は一週間しかなくて物寂しい美しさを感じる。花びらが落ちるのは早いからね。」
趙さん:「日本に行かなくてもこの庭で桜の花見ができ嬉しい。毎年花見にくる。美しい花を見て幸福感が湧いてくる。」
斉鵬さん:「桜の花を見て気持ちが明るくなる。そして長野県のリスナーの方々への感謝の気持ちや中日友好への期待感を込めて花見をしている。ここの桜が年々美しくなることを望んでいる。」
このように、中国国際放送局と日本のリスナーとの友好のシンボルである桜が、今でもこうして多くの人に感動を与えています。この桜のように両国の友情も毎年、新しい花を咲かせていけるよう人々は願っています。(記事:任春生、謙)