中国は80カ国近くを代表し、国際協力の強化と質の高い発展の推進を呼び掛け=国連人権理事会

2023-03-30 11:26:59  CRI

 国連ジュネーブ事務局やスイスの各国際機関の中国常駐代表を務める陳旭大使は29日、国連人権理事会第52回会議でブラジル、南アフリカなど80近くの国を代表して『ウィーン宣言および行動計画』採択30周年について共同発言を行い、国際協力を強化し、『宣言』の精神を復活させ、質の高い発展の実現を推進するよう呼び掛けました。

 陳大使は共同発言で、「『ウィーン宣言および行動計画』は世界の人権史における一つの一里塚である。過去30年間、国際社会は『宣言』の精神に励まされ、人権を効果的に促進し、保護する道を絶えず模索してきた。同時に、国際社会は依然として差別と不平等の激化、政治の分極化と分裂など多重の挑戦に直面しており、『宣言』の十分かつ効果的な実施と持続可能な発展を深刻に妨げている」と指摘しました。

 また、陳大使は「『宣言』は発展権が剥奪できない権利であることを再確認した。国際社会は『宣言』の精神を復活させ、人民を中心とすることを堅持し、発展途上国の声に耳を傾け、不平等を解消し、質の高い発展、包摂的な発展、公平な発展の実現を推進すべきだ」と強調しました。

 さらに、陳大使は「『宣言』は対話と国際協力を強化し、各当事者は平等、団結、相互尊重の基礎の上に人権交流と協力を展開すべきであると明確に求めている」と述べました。(非、野谷)

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