過去10年で中国のPM 2.5濃度が57%低下

2023-03-29 16:33:23  CRI


 生態環境部大気環境司の劉炳江司長は28日に行われた記者会見で、2013年から2022年まで、中国では国内総生産(GDP)が69%成長すると同時に微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が57%下がり、10年連続の低下を実現したと明らかにしました。

 劉司長によりますと、これまでの10年間、中国で重度汚染の日数は92%減少し、二酸化硫黄の濃度は一桁に下がりました。特に北京市では、PM 2.5の濃度は2013年の89.5マイクログラム/立方メートルから2022年の30マイクログラム/立方メートルに低下し、重度汚染の日数は58日から3日に減りました。全国の二酸化硫黄排出量と窒素酸化物の排出量は2000万トン以上から、それぞれ300万トン余り、900万トン余りに減少し、それぞれ85%と60%減少しました。

 これまでの10年、中国で石炭火力発電所から排出された排気ガスのレベルは天然ガス発電所の排出レベルに達し、すなわち極超低排出に達しています。これによって世界最大規模の石炭火力クリーン発電の基地が作られています。(任春生、野谷)

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