北京
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中国海洋石油グループ(CNOOC)は29日、上海で中国初となる人民元決済による輸入液化天然ガス(LNG)取引が成立したと発表しました。これは、中国の石油・天然ガス貿易におけるクロスボーダー人民元決済が実質的な一歩を踏み出したことを示しています。
今回の取引は、上海石油・天然ガス取引センターでCNOOCとフランスのエネルギー大手トタルエナジーズが合意したものです。LNG資源は湾岸協力会議(GCC)のメンバー国であるアラブ首長国連邦から調達されます。人民元決済による輸入LNGの取引量は約6.5万トンに上るとされています。
中国の税関総署のデータによると、2022年に中国は5億トン以上の原油と1億トン以上の天然ガスを輸入しており、そのうちLNGの輸入量は6344万トンだったということです。(ZHL、MN)