中越、全面的な戦略的協力パートナーシップ推進で一致

　中国とベトナムが2008年に全面的な戦略的協力パートナーシップを構築してから今年で15周年を迎えます。

　秦剛国務委員兼外交部長は28日、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相と電話会談を行いました。

　双方は、全面的な戦略的協力パートナーシップ構築15周年を契機として戦略的意思疎通を深め、政治的相互信頼を強固にし、各レベル・分野の往来を密接にし、両国関係のレベルアップを推進することで一致しました。

　秦国務委員兼外交部長は「中国はベトナムと共に、両国共産党の最高指導者の戦略的共通認識を着実に履行し、実務的な協力におけるトップレベルデザインを強化させ、『一帯一路』と『両廊一圏（「昆明・ラオカイ・ハノイ・ハイフォン・クアンニン」「南寧・ランソン・ハイフォン・クアンニン」の両経済回廊と「環北部湾経済圏」）』のドッキングを深めていく。両国はまた、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題において引き続き支持し合い、真の多国間主義を実践し、途上国の正当な権益を擁護していくべきだ」との考えを示しました。

　ソン外相は「ベトナムは中国が発展し強大になるのを一貫して支持し、中国との善隣友好と全面的な戦略的協力パートナーシップの発展を戦略的選択肢として最優先し、中国と共に『同志・兄弟』という友好の伝統を発揚し、両党と両国の最高指導者の戦略的共通認識をより具体的な成果に変えていきたい」との意向を示しました。（ジョウ、柳川）