中国の新エネ車、多くの指標と性能が明らかに向上

2023-03-28 15:04:32  CRI

 中国で自動車業界向けの技術開発を行う「中国汽車工程研究院(中国汽研)」は27日、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を含む「新エネルギー車」数十モデルに対する総合的な試験・測定結果を発表しました。それによりますと、中国の新エネ車の多くの指標と性能は明らかに向上しています。 

 中国汽研が2019年から22年までの4年間に実施した試験・測定結果の取りまとめによりますと、中国の新エネ車は、安全性の平均スコアが90%を超え、平均航続距離は300キロ以上に達し、一部のハイエンドブランドでは600キロを突破しています。充電効率に関しては、大多数の新エネ車は1時間の充電で満充電の80%に達し、100キロの走行に必要な充電時間の平均値は20.3分から13.6分に下がりました。環境適応性については、低温継続走行距離の減衰率も年々低下傾向にあります。専門家によりますと、これらの指標と性能の向上は、中国自動車業界のリーディングカンパニーによる技術開発とマーケティングへの投資の増加を反映しています。中国汽研は今後、座ると健康状態を測れる「健康コックピット」や「スマートコックピット」の機能性に対する試験と測定も行っていくとのことです。(任春生、柳川) 

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