外交部　中国の「債務の罠」との見方を否定

　外交部の毛寧報道官は28日の定例記者会見で、最近、多くの外部要因の影響により発展途上国の債務リスクが著しく高まっていることで、一部の人間がこの機に乗じて、これをいわゆる中国の「債務の罠」であり、融資が不透明であると騒ぎ立て、中国に汚名を着せようとしていると指摘し、我々は決してこれを受け入れることはできないと表明しました。

　毛報道官は、中国は一貫して発展途上国の経済・社会の発展を支援していると強調し、「資金不足は多くの国の繁栄と振興を制約するボトルネックであり、中国は各国の発展への要求に立脚して、対外投融資協力の重点をインフラ、生産と建設などの分野に置き、発展途上国の自主的で持続可能な発展能力の向上を支援している」と述べました。

　さらに、中国は一貫してオープンで透明という原則に基づいて、発展途上国に投融資協力を行っているとし、「中国は相手国の意思を尊重し、いかなる国に対しても借款を強要したことはなく、返済を強要したこともない。また、融資協定に政治的条件を加えたこともない。これまでに、いかなる協力パートナーもいわゆる『中国の債務の罠』という言い方を認めてはいない」と述べました。（閣、坂下）