ボアオ・アジアフォーラム、フラッグシップ報告を発表

2023-03-28 18:30:24  CRI

 ボアオ・アジアフォーラム2023年年次総会が28日から31日まで、4日間にわたって中国南部の海南省ボアオで開催されています。本日午前に最初の記者会見が行われ、今回の年次総会の準備状況を紹介すると共に、二つのフラッグシップ報告が発表されました。

 ボアオ・アジアフォーラム年次総会の李保東事務総長は、現時点の暫定的な統計によリますと、今回の年次総会には50以上の国と地域から約2000人のゲストが参加している他、各国から92人の閣僚レベルの高官や元政府要人、11人の国際機関と地域機関の責任者、多くのビジネス界のリーダーおよび著名な学者が参加したと明らかにしました。

 本日の記者会見では、「アジア経済の見通しと一体化プロセス2023年度報告書」と「持続可能な発展を遂げるアジアと世界2023年度報告ーアジア発展融資:政府と社会の共同行動」という二つのフラッグシップ報告書が発表されました。

 フラッグシップ報告書によりますと、世界経済の重要なエンジンとして、2023年のアジア経済全体の回復ペースは加速しています。2023年のアジア経済の実質GDP成長率(加重平均)は前年の4.2%から若干上昇して4.5%となり、減速する世界経済の中での大きなハイライトとなるとしています。また、国際通貨基金(IMF)の分析によりますと、中国とインドの両国だけで2023年の世界の成長率の半分に貢献し、中国の経済成長率が1ポイント上昇するごとに、アジアの他の地域の生産高が約0.3%増加するということです。(馬げつ、坂下)

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