中国、あらゆる形の人種主義や人種差別の撤廃を関係国に呼びかけ

2023-03-28 16:40:59  CRI

 国連総会は27日、「奴隷および大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー」を記念するイベントを開催しました。中国の国連駐在代表団の戴兵臨時代理大使はこの中で発言し、関係国に対し、具体的な行動を取ってあらゆる形態の人種主義や人種差別をなくし、人権保護を確実に行うよう呼び掛けました。

 戴大使は「現在、大西洋間の奴隷貿易は歴史となっており、奴隷制度も法律上廃止されているが、余毒は解消されていない」と強調し、「アフリカの人々の子孫を含むマイノリティーは、世界の一部の地域、特に旧植民国家では依然としていたるところで差別を受けている。奴隷制と大西洋間奴隷貿易による広範で深刻な影響を取り除き、国際社会は共同で行動しなければならない」とし、関係国に対し具体的な行動を取り、「人種主義に反対する世界会議」(ダーバン会議)において採択された宣言及び行動計画を全面的かつ効果的に実行し、あらゆる形態の人種主義と人種差別をなくし、人権保護を確実に行うよう呼び掛けました。

 戴大使はまた、「中国は各国と共に努力し、人種主義と人種差別を徹底的に解消し、人権を確実に促進・保障し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」との姿勢を表明しました。(Mou、野谷)

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