中国初の深海・遠海での浮体式風力発電施設取り付けへ

2023-03-26 17:58:00  CRI

 中国初の深海・遠海での浮体式洋上風力発電施設「海油観瀾号」が26日、中国南部の広東省珠海市のふ頭を離れました。今後、海南省文昌市周辺海域に運ばれ、取り付けやテストが行われます。

 浮体式洋上風力発電施設は、海上に浮きながら風を捉えて発電するもので、浮体の内部に水を注入することによって波に抵抗し、全体のバランスを保つ仕組みとなっています。

 「海油観瀾号」の設備容量は7.25メガワットで、海南省文昌市から136キロ離れた海上油田に設置されます。この施設は中国初の深さ100メートル超、陸地から100キロ離れた浮体式風力発電プラットフォームです。

 稼働すれば、年間発電量が最大で2200万キロワット時に達し、ガス燃料の使用を年間約1000万立方メートル節約できるということです。(鵬、CK)

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