「ノルドストリーム」爆破事件調査の透明性に期待薄=ロシア外相

2023-03-24 10:10:24  CRI

 ロシアのラブロフ外相は現地時間23日、「ロシア側が海底パイプライン『ノルドストリーム』の爆破事件の調査協力を何度も要請したが、関係筋から返事は得られなかった」と明らかにしました。

 ラブロフ外相は「ロシア側はこの事件の調査の透明性に期待していないものの、依然として事件の真相の解明を求めている」と表明し、「事件の関係者は調査が結果を出さずに終わることに満足するはずだ」と指摘しています。

 ラブロフ外相は「ロシア側は爆破事件の公正な調査や、真相の解明を求めている。このため、すでに国連安全保障理事会に草案を提出し、国連が爆破事件を調査することを提案している。しかし米国はこれに対して『非常に警戒感を持っている』。米国は、ロシアが提出した決議案の採択を阻止しようと一部の国を引き込もうとしている。草案の可決を阻止するために十分な票を集められる可能性を排除しないが、『米国がこのようにすれば、何かを隠ぺいしようとしていることが証明される』だろう」と述べました。

 今年2月8日、米調査報道記者のシーモア・ハーシュ氏は、「ノルドストリーム」の爆破はバイデン米大統領の意向で米軍側が実施したものだとする報道を発表しましたが、西側の政治家や主流メディアはいずれもハーシュ氏の報道にコメントを発表していません。(Mou、野谷)

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