習主席、9回目のロシア訪問で収めた重要な成果とは

2023-03-22 18:35:56  CRI

 習近平国家主席は全国人民代表大会と中国人民政治協商会議が閉会してから1週間後にロシアを訪れました。主席再任後の初の外遊であり、国家主席として9回目のロシア訪問でした。習近平国家主席は現地時間21日、ロシアのプーチン大統領やミハイル・ミシュスチン首相などと会談し、一連の重要な成果を収めました。

 注目された日程

 プーチン大統領は現地時間21日午後、習主席のためにクレムリンで盛大な歓迎式典を催し、両首脳は記念撮影を行いました。両首脳は会談を経て重要な共同コミュニケ2件に署名し、共同記者会見に臨みました。習主席は同日午前、ロシア連邦政府庁舎に足を運んでロシアのミシュスチン首相と会談しました。

  友情の旅

 習近平国家主席は、21日プーチン大統領との会談で、今回のロシアへの公式訪問は、友情・協力・平和の旅であると述べました。

 両国間の友情は、国家元首間の頻繁な交流に具体的に示されています。習主席はプーチン大統領との共同記者会見で、「過去10年間、プーチン大統領とは緊密な関係を築き上げ、戦略的な意思疎通を保ち、両国間の戦略的協力で実り豊かな成果を収めることを促進してきた」と述べました。両国間の友情は、両国の国民の友好往来にも反映されています。今回の訪問で、両首脳は人的・文化交流の基盤を固め、中ロスポーツ交流年を引き続きしっかりと実施し、両国間の人的交流を促進するために利便性をもたらす条件を整える必要があると強調しました。

 協力の旅

 習主席は同日、ロシアのミシュスチン首相との会談で、実務的な協力に重点を置いて語りました。習主席は、双方が質と量の両面にわたる経済貿易協力を促進し、相互連結のための主要な大型プロジェクトの推進効果を発揮させ、両国間の科学研究とイノベーションにおける新しい協力を強化すべきだと指摘しました。

 習主席とプーチン大統領は同日、「2030年までの中ロ経済協力重点方向の発展計画に関する共同声明」に署名しました。双方は8つの重点方向における二国間経済協力の実施を明確にし、2030年までに両国間の貿易量を大幅に増やすことに取り組むことを強調しました。

 平和の旅

 習近平国家主席のロシア訪問は、国際社会から広く注目される平和の旅でもありました。

 習主席はプーチン大統領と共に臨んだ21日の共同記者会見で、「中国はウクライナ危機について、国連憲章の主旨と原則に一貫して従い、客観的かつ公平な立場を堅持し、和平交渉を積極的に推進し、この問題の本来の理非曲直によって自らの立場を決め、平和、対話、歴史的に正しい側に一貫してしっかりと立っている」と強調しました。(任春生、鈴木)

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