北京
PM2.577
23/19
イスラエル高官の暴言について、外交部の汪文斌報道官は22日の定例記者会見で、「中国側は関連報道に注目している。イスラエル高官の発言は無責任なものであり、イスラエルとパレスチナの緊張を高めるだろう」として、「中国側はこれを非難し、関係各方面、特にイスラエル側に対して、言行を慎み、緊張の緩和を促し、対立の激化や事態の暴走を防ぐために努力するよう求める」と表明しました。
報道によると、イスラエル高官はパリで開かれた公開イベントに出席し、ヨルダン領土とヨルダン川西岸のイスラエル占領下のパレスチナ領土を含む、いわゆるイスラエルの地図を示した上で、歴史的にパレスチナ民族国家は存在しなかったと発言しました。
これについて、汪報道官は、「パレスチナ問題における中国側の立場は一貫して、明確である。国連の関連決議と『土地と平和の交換』などの原則に基づいて、対話と交渉を通じて、『両国案』を実行に移し、1967年の国境を基礎として、東エルサレムを首都とした完全な主権を持つ独立したパレスチナ国家を樹立することを支持する」と表明し、引き続き国際社会と共に、パレスチナ問題の全面的で公正かつ永続的な解決のためにたゆまぬ努力をしていく」と、中国の立場を示しました。(ヒガシ、MN)