習近平主席、ロシアのプーチン大統領と共同記者会見

2023-03-22 15:42:40  CRI

 中国の習近平国家主席は現地時間21日、モスクワのクレムリンでロシアのプーチン大統領と会談し、会談終了後に共同記者会見を行いました。

 習主席は記者会見で、「私はプーチン大統領と率直で友好的な、実りある会談を行い、二国間関係および共に関心を寄せる重大な国際・地域問題について深く立ち入った意見交換を行い、多くの新たな重要な共通認識に達した。われわれは『新時代の全面的な戦略的協力パートナーシップの深化に関する中ロ共同声明』と『2030年までの中ロ経済協力重点方向の発展計画に関する共同声明』を締結して発表し、次の段階における両国関係の発展と各分野の協力について計画と手配を行った」と述べました。

 習主席はまた、「私とプーチン大統領は、両国関係は二国間の範疇をはるかに超えており、世界の枠組みと人類の前途と運命にとって極めて重要だとの認識で一致した。双方は善隣友好、協力・ウィンウィンの原則に基づき、各分野の交流・協力を推進する。新たな歴史の条件の下で、双方は広い視野と長期的な展望で中ロ関係をとらえ、人類の進歩に関わる事業にさらに大きな貢献をしていく」と強調しました。

 双方は「国連安全保障理事会の常任理事国として、中ロ両国は引き続き国際社会と共に、国連憲章の趣旨と原則を基礎とする国際関係の基本準則を断固として守っていく。上海協力機構(SCO)やBRICS諸国協力メカニズム、主要20カ国・地域(G20)など国際的な多国間枠組みにおける協力を強化し、真の多国間主義を実践し、コロナ後の経済回復を促進する。多極化した世界構造を構築し、グローバルガバナンス体系を完備する建設的な力を強化し、世界の食糧安全、エネルギー安全、産業チェーン・サプライチェーンの安定を守る面でより多くの貢献をし、力を合わせて人類運命共同体の構築を推進する」と表明しました。

 習主席はさらに、「中国は先月、『ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場』という文章を発表した。ウクライナ危機の問題において、中国は一貫して国連憲章の主旨と原則を遵守し、客観的で公正な立場を堅持し、積極的に和平を勧め、交渉を促し、事実そのものの是非曲直に基づいて自らの立場を決め、常に断固として平和の側に立ち、対話の側に立ち、歴史の正しい側に立っている」と強調しました。(RYU、鈴木)

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