習主席、プーチン露大統領と会談

2023-03-21 11:24:18  CRI

 現地時間20日午後、モスクワに到着したばかりの習近平国家主席が要請に応じてクレムリンでロシアのプーチン大統領と会談しました。両首脳は中ロ関係および共に関心を寄せる問題について率直かつ突っ込んだ討議を行いました。

 習主席は、「中ロ関係をしっかりと打ち固め、発展させることは、中国側が国益と世界発展の大勢に基づいて行った戦略的な選択だ。ロシア側と戦略的協力を強めていくという大きな方向性はブレない」とした上で、「中ロ両国はいずれも国の発展・振興に力を入れ、世界の多極化を支持し、国際関係の民主化を推進している。双方は各分野での実務協力をさらに深化させ、国連など多国間プラットフォームにおける協調・協力を強め、それぞれの国の発展・振興を推進し、世界の平和と安定を守る大黒柱の役割を果たすべきだ」と強調しました。 

 プーチン大統領は、習主席のロシア公式訪問への熱烈な歓迎と、中国国家主席に再任したことに改めて熱烈な祝賀の意を表しました。プーチン大統領は、「中国側と引き続き二国間の実務的協力を深め、国際問題における意思疎通と協力を強化し、世界の多極化と国際関係の民主化プロセスを推進していきたい」との考えを示しました。 

 ウクライナ問題については、習主席は、「先日、中国側は中国の立場を示す文書を発表し、ウクライナ危機の政治的解決、冷戦思考への反対、一方的な制裁への反対を呼びかけた。困難であればあるほど、平和のための空間を残さなければならず、対立が鮮明であればあるほど、対話するための努力をあきらめてはならないと考えている」と強調し、今後も引き続きウクライナ問題の政治的解決を推進するために建設的な役割を果たしていく姿勢を示しました。 

 これについて、プーチン大統領は、「ロシア側はウクライナ危機の政治的解決に向けた中国側の文書を真剣に研究した。和平交渉にオープンな姿勢を持っている。中国側がそのために建設的な役割を果たすことを歓迎する」と述べました。

 両首脳は、翌日の会談で、新たな時期の中ロ間の全面的戦略協力パートナーシップの青写真を描くことに期待を示しました。(ZHL、藤井)

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