米人権報告の中国関連内容は「うそと偏見に満ちている」=外交部

2023-03-21 19:28:41  CRI

 外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、「米国が発表した『2022年国別人権報告書』の中国に関する内容は政治的なうそとイデオロギー上の偏見に満ちている」と批判しました。

 米国務省が同報告書を20日に発表すると、ブリンケン米国務長官は再び中国の人権状況について言及したということです。

 これについて、汪報道官は、「米国は人権報告書を毎年発表しているが、国際社会の目に映るのは各国の人権問題ではなく、米国の覇権主義、横暴さ、いじめ、ダブルスタンダードである」と述べました。

 また、「受け取ってばかりでは申し訳ない。米国の本当の顔を知ってもらう手助けをしよう」と前置きした上で、「中国外交部は今月20日に公式サイト上で『2022年米国民主状況報告書』を発表した。事実やメディア、専門家の見解を大量に列挙し、過去1年の米国における民主主義の実態を系統的に整理し紹介したものだ。米国内での民主主義の乱れや、米国が世界中で『民主的改造』を唱え、押し付けたことによって生じた混乱や災難を紹介している。また、『民主主義で権威主義に対抗する』という偽りの思考を喧伝し、世界を『民主』と『非民主』の2つの陣営に分け、その冷戦戦略に役立たせようとする米国の行為を暴いている。米国は数日後に第2回民主主義サミットを開催するが、これらの行動をもってしても、民主を道具や武器とし、集団政治を推し進め、それを自身の覇権の維持に役立たせようという米国の真の意図を隠すことはできない」と述べました。(鵬、謙)

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