【CRI時評】中ロ関係は「国と国が正しく付き合う道」を示す

2023-03-21 17:40:32  CRI

 中国の習近平国家主席は現地時間20日午後、モスクワのブヌコボ国際空港に到着してロシア公式訪問を開始した。習主席は空港到着時に書面の形式で発表した談話を通して、プーチン大統領と二国間関係および共に関心を寄せる重大な国際・地域問題について深く踏み込んで意見交換を行い、新たな時期の中ロの戦略的協力と実務的協力のために青写真を策定することを期待すると表明した。習主席は同日すでに、ロシアメディアを通じて発表した署名付き文章で、両国関係が国際情勢の変化という試練に耐える鍵は「国と国が正しくつきあう道」を見出すことにあると指摘し、次の段階における中ロ関係の全面的な発展に対する積極的な期待を示していた。

 習近平主席にとって、今回は国家主席に再選されて以来の初めての外国訪問だ。この訪問は外部から、中国が中ロ新時代の全面的な戦略的パートナシップを重視していることを示していると見なされている。中ロ関係がより成熟しより強靭になることは、世界の安全と安定の維持に役立つ。

 中ロ首脳はここ数年、国際情勢がどのように変化しても緊密な意思疎通を常に保ち、定期的に相互訪問を続けてきた。両国首脳の戦略的指導の下で、双方の政治的相互信頼は深まりつづけ、実務的協力は拡大しつづけた。双方の国際協力は密接かつ効果的で、世代を超えた友好は人々の心に深く浸透してきた。中ロ両国はいずれも独立自主の外交政策を遂行している。中ロ二国間関係は非同盟、非対抗、第三者を標的としないという基礎の上に築かれており、二国間協力は第三者の干渉を受けない。中ロ関係は発展の過程でますます成熟し、強靭になり、相互尊重や平和共存、協力とウィンウィンという新たなタイプの大国関係の模範を打ち立ててきた。中ロ関係は大国の正しい付き合い方を生き生きと説明するものであり、変乱が織りなす現在の世界にとって、深い啓示的意義がある。

 習主席は10年前、モスクワにおいて「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」という運命共同体意識を樹立するよう国際社会に呼びかけた。それは世界に対する重大な提案だった。中国はその後、「一帯一路」共同建設の提案、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニチアチブ、グローバル文明イニチアチブを立て続けに提出し、人類運命共同体の理念の内容と実践の道を豊かにし、世界の変化や時代の変化、歴史の変化に対応するための中国の方案を提供した。

 「一年の計は春にあり」と言う。2023年春、習主席のロシアでの「友情の旅、協力の旅、平和の旅」は実り多い成果を収め、二国間関係の健全で安定した発展のために新たな原動力を注ぎ込み、両国国民により多くの幸せを創造し、世界の発展と進歩のためにより大きな貢献をするだろう。(CRI論説員)

 

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