北京
PM2.577
23/19
外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、ブリンケン米国務長官のウクライナ問題における中国関連の発言を批判し、「中国はウクライナ危機の製造者でもなく、危機の当事者でもなく、紛争の当事者のいずれにも武器を提供していない。米国が中国にあれこれ言う資格は無く、中国に責任を転嫁する権利はなおさら無い」と指摘しました。
報道によりますと、ブリンケン米国務長官はこのほど、「中国はウクライナ問題でロシアを非難するどころか、外交的な『援護』を提供している」と述べました。
これを受け、汪報道官は、「米国は戦争を防ぐと主張している。しかし、欧州ひいては全世界で勃発した紛争や戦争のうち、米国と無関係のものなど数えるほどしかない。米国は平和を守ると主張しているが、米国による平和のための措置は一切見たことがない。目にしたことがあるのは、絶え間なく戦場に武器を提供する姿だけだ。米国は、中国と国際社会の平和や対話を促進する努力を客観的に見るべきである。冷戦思考に固執するべきではなく、衝突をさらにエスカレートさせる役になるべきでもない」と話しました。(李陽、謙)