世界最高標高の風力発電所1億キロワット時を発電=中国チベット

2023-03-20 10:53:53  CRI

 ヒマラヤ山脈の北麓にある中国チベット自治区山南市措美県哲古鎮のチベット措美哲古風力発電所は、2021年末に稼働し発電を開始して以来、今月18日時点で、累計発電量は1億キロワット時を超えました。

中国チベット自治区の措美県哲古鎮

 この風力発電所の総出力は22メガワットで、風力発電機は標高5000メートルから5200メートルの間に建設され、世界で最も標高の高い風力発電場です。

 同発電所の担当者によりますと、標高が高いほど空気密度が小さくなり、気圧も低くなり、紫外線による老化が深刻になります。そのため、設備は極度に低い空気密度、強い日照、超高標高、低気圧などの環境上の難題の解決が迫られるほか、電気や電気制御、冷却システム、防雷などのシステムに対しても特別な設計が必要でした。このプロジェクトは、中国国内の高標高地域における風力発電開発建設の初めての成功例になります。

 同発電所の2期プロジェクト(総出力50メガワット)が建設中で、今年中に電力系統への接続を完了し稼働する予定です。(閣、野谷)

 

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