習近平主席がロシアに到着　空港で書面談話発表

　習近平国家主席は現地時間20日午後、専用機でロシアの首都モスクワに到着しました。習主席は、ロシアのプーチン大統領の招きを受けて、20日から22日まで、ロシアを公式訪問します。

　習主席はモスクワ到着後、ブヌコボ国際空港で書面による談話を発表しました。

　習主席は談話の中で、「中ロ両国は国境を接する友好的な隣国である。10年前、私は初めて、中国国家主席としてロシアを公式訪問し、プーチン大統領と共に中ロ関係の全面的発展の新たな一章を開いた。この10年、両国は非同盟、非対立、第三国を標的とせずを基礎に両国関係を強化し、発展させ、相互尊重、平和共存、協力ウィンウィンの新型大国関係の模範を打ち立ててきた。双方の政治的相互信頼は絶えず深まり、実務協力は拡大し続け、国際協力は緊密かつ効果的で、世代間の友情は人々の心に深く根付いている。中ロ関係の発展の成果は両国の国民に確かな利益をもたらし、世界の発展と進歩に重要な貢献をした」と述べました。

　また、習主席は「中ロは共に世界の主要大国であり、国連安全保障理事会の常任理事国であり、国際問題において重要な役割を果たしている。世界が激動し変化する中、中国は引き続きロシアと共に国連を核心とする国際体制、国際法を基礎とする国際秩序、国連憲章の趣旨と原則を基礎とする国際関係の基本準則を断固として守り、真の多国間主義を堅持し、世界の多極化と国際関係の民主化を推進し、グローバルガバナンスがより公正で合理的な方向へ発展するよう推し進めていく」と述べました。（RYU、坂下）