パキスタン大統領 独占インタビュー=CMG

2023-03-18 14:38:44  CRI

 パキスタンのアルビ大統領は3月15日、イスラマバードで中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の独占取材を受けました。

 習近平国家主席の再選についてアルビ大統領は改めて祝賀の意を表し、「再選は、習主席による国政運営の大きな成果を中国の国民が支持し、中国共産党を高く評価していることの表れといえる。習主席の指導の下で、中国は世界で良いイメージを確立し、人類の未来の発展においてけん引的役割を果たしてきた。習主席の国政運営は中国に変化をもたらしただけでなく、世界にもプラスの影響を与えている」と指摘し、「現在、世界は深く分断され、新しい思想が絶えず生まれ、国と国との関係も変化と調整が続いている。このような状況の中で、安定した政局と高い見地に立つ指導者を持つことは極めて重要である。中国共産党はすでに将来の目標とビジョンを明確にし、目標を実現するための新たな道のりを歩み出した。習主席はこの過程において核心的な役割を果たしている」と述べました。

 また、国際社会の平和と発展のために、人類運命共同体の理念がもつ特別な意義について、アルビ大統領は、「私は、国際社会の目標はただ一つ、全人類が共に手を携えて前進することだと考えている。この目標を目指して戦争を終わらせ、国家間の問題を解決しなければならない。まずはすべての人々が食べ物を確保すること。二つ目に、すべての人が人権と生きる機会を手にすること、そして三つ目は、世界的な問題を解決すること。例えば、世界的な問題であったオゾン層保護の問題はすでに解決されたが、これと同様に、二酸化炭素の問題の解決にもグローバルな協力が必要となる。すでに電気自動車の時代に入っているが、中国は大量の電気自動車を生産している」と述べました。

 さらに、「一帯一路」イニシアチブの共同建設と中国・パキスタン経済回廊の建設に対する期待について、アルビ大統領は「パキスタン人民は『一帯一路』協力の成果に非常に満足している。中国は『一帯一路』プロジェクトをアフリカ、中東などでも展開している。ここで強調したいのは、中国・パキスタンの経済回廊は排他的なものではないということだ。中国とパキスタン両国間の協力だけでなく、すべての国の協力を期待しており、地域協力や世界各国からの投資も期待している。パキスタンには労働力資源と市場という二つの重要なものがある。2億2000万人の人口、2億2000万人の市場、2億2000万人の労働力資源を有している。世界の分業と協力への効率的な参加は、中国にもパキスタンにも恩恵をもたらすだろう。パキスタンは中国にとって信頼できるパートナーだ。両国間には兄弟のような友情があり、世界的にみても両国人民の鉄壁の友情は比類のないものである。政府は何度も交代したが、中国とパキスタンの間の友情は変わることなく長く続いている。中国・パキスタン経済回廊は、今後も地域の平和を守る上で重要な役割を果たし続けると信じている。『一帯一路』イニシアチブ提唱の10周年を機に、両国は手を携えて中国・パキスタン経済回廊の建設を加速すべきだ」と述べました。(Mou、MN)

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