中国共産党と世界政党のハイレベル対話会で習総書記が基調演説

　習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席は北京市内で15日、「中国共産党と世界政党のハイレベル対話会」に出席し、「現代化への道を共に歩む」と題された基調演説を行いました。

　習総書記は演説中で、「中国共産党は質の高い発展の推進に尽力し、世界の発展と繁栄を促進する。われわれは広範な発展途上国の急速な発展や工業化と現代化の実現を断固として支持・支援し、南北格差の縮小や共同発展の実現に向けて中国ならではのプランと力を提供する」と表明した上で、「われわれは各国の政党とともに、『一帯一路』の質の高い発展の共同建設を推進し、グローバル発展イニシアチブの実施を加速させ、世界の発展の新たな原動力を育成し、世界発展共同体を構築していくことを望む」と述べました。

　習総書記はまた、「中国共産党は国際的な公平と正義の維持に尽力し、世界の平和と安定を促進し、あらゆる形の覇権主義と強権政治に断固反対する」と表明したうえで、「中国共産党は文明間の交流と学び合いの推進に尽力し、人類文明の進歩を促進していく。各国の前途と運命が緊密に関連する今日、異なる文明が包摂的に共存し、交流して学び合うことは、人類社会の現代化プロセスの推進や、世界文明の繁栄にとってかけがえのない役割を果たす」と指摘しました。

　習総書記はさらに、「中国共産党は政党間交流と協力の強化に力を入れ、天下の大道を共に歩む。各国の政党や政治組織と深く交流し、理念の合致点と利益の共通点を絶えず拡大し、新たなタイプの政党関係の構築によって新たな国際関係の構築を助力し、世界的な政党パートナーシップの強化と改善によってグローバルパートナーシップの深化と拡大を実現することを願っている」と述べました。

　この対話会は、「現代化への道：政党の責任」をテーマに行われ、150カ国余りから500を超える政党や政治組織の指導者らが出席しました。（閣、鈴木）