北京
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中国外交部は北京時間15日午前0時をもって、外国人に対する中国渡航に必要なビザ(査証)の発給および入国に関する政策を再調整しました。
新たな調整により、2020年3月28日以前に発給され、入国時点で有効なビザを有する外国人の入国を改めて認めるほか、海外駐在のビザ発給機関は、外国人向けの各種入国ビザの審査と発給を再開しました。また、通関地のビザ発給部門は法定事由と合致する各種通関地ビザの審査と発給を再開しました。
海南省への入国時のビザ免除、上海に寄港するクルーズ船の乗客向けのビザ免除、香港とマカオから広東省に入国する外国人ツアー客に対するビザ免除、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国から広西チワン族自治区桂林市を訪問するツアー客のビザの免除などの政策も再開されました。
中国では、2月6日から海外への団体旅行が再開されて以来、海外旅行が急速に回復しています。第1陣となる20カ国の試行対象国のうち、特に人気の旅行先は東南アジアです。3月に入って、より多くの国は新型コロナウイルス感染症が発生してから初めての中国人ツアー客を次々に迎えることになりました。3月15日からは中国の海外団体旅行の目的地が60カ国に増やされました。
文化観光部が3月10日に、この中国国民の海外旅行先の第2弾のリストを発表すると、関連国の観光ビザについての問い合わせ件数や航空券の検索件数が急増しました。 今月からは中国側の入国政策も再緩和され、ニュージーランド、マレーシア、カンボジア、南アフリカ、スリランカ、ハンガリーなど多くの国からの中国への直行便の搭乗者は、PCR検査の提出が不要になりました。中国人観光客が他国に入国する際の感染症対策も緩和されました。(雲、鈴木)