西園寺一晃氏 「人類運命共同体の理念と実践こそが人類の生存と発展につながる」

2023-03-15 15:30:02  CRI

 習近平国家主席は13日、第14期全国人民代表大会第1回会議の閉会式での談話の中で、「中国の発展は世界に恩恵を及ぼす」とした上で、「中国の発展は世界と切り離しては語れない」と述べ、グローバル発展イニシアチブとグローバル安全保障イニシアチブの実施を呼びかけました。

 これについて、東日本国際大学客員教授の西園寺一晃氏が15日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに答えました。西園寺氏は、「これらの考えの源には人類運命共同体の理念がある」と評価し、この理念を実践していくことの重要性を指摘しました。

 西園寺氏はまた、「核兵器、感染症、環境・生態系破壊、自然災害など、現代文明に潜む危機を回避し、人類の生存と発展を維持するのは、一国や数カ国の力では不可能だ。人類が団結し、心を一つにして解決のために努力・奮闘することが必要だ」と指摘しました。その上で、「各国が自国の安全と繁栄のために努力するのは当然である。しかし同時に、各国は他国の安全と利益を考慮し、地域と地球全体の安全と繁栄を考慮しなければならない」とし、「同じ価値観の者同士で徒党を組み、異なる価値観を攻撃するという冷戦思考には警戒すべきだ」と警鐘を鳴らしました。

 さらに、「近年、人類運命共同体の理念が多くの人に理解され、徐々に広まっているのは喜ばしいこと。特に、国連において、この理念が強調されるようになったのは大きな進歩だ」と話し、「人類運命共同体の理念とその実践こそが人類の生存と発展、繁栄を実現させ、世界を、人類を、地球を破滅から救うことができる」と訴えました。(取材:王小燕、校正:梅田謙)

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