北京
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前週から先行上映を実施し、10日から一般公開スタートした大鵬(ダーポン)監督&主演作『保你平安(Post Truth)』が1位をゲット!興行収入は1.4億元(約27億円)を超えました。ミステリ作家・東野圭吾の1990年代の作品『回廊亭の殺人』を原案にした『回廊亭』は初登場2位に。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】保你平安(Post Truth)
公開日:2023年3月10日
監督:大鵬(ダーポン)
主演:大鵬(ダーポン)李雪琴(リー・シュエチン)尹正(イン・ジョン)王迅(ワン・シュン)王聖迪(ワン・ションディー)馬麗(マー・リー)宋茜(ヴィクトリア・ソン)
映画監督や俳優、プロデューサー、タレントとして活躍している大鵬(ダーポン)が監督と主演を務める最新作『保你平安』が一般公開スタート。前作『吉祥如意(The Reunions)』から約2年ぶりの新作として大きく期待されるこの作品は、墓地の販売で生計を立てる元チンピラの中年男性・平安がひょんなことから妙な噂に巻き込まれ、やむなく真相を探す旅に出かけるという物語です。
【2位】回廊亭 (Revival)
公開日:2023年3月10日
監督:来牧寛(ライ・ムークアン)
主演:任素汐(レン・スウシー)劉敏涛(リウ・ミンタオ)胡可(フー・コー)吴昊宸(ウー・ハオチェン)
東野圭吾の1990年代の作品『回廊亭の殺人』が中国で『回廊亭』と題して映画化。本来は昨年3月に上映予定でしたが、一年の延期を経てついに上映されました。原作小説は日本では2011年に常盤貴子主演でテレビドラマ化しており、中国でも2021年にドラマ化していますが、映画化は中日ともに初めてです。メガホンをとっているのは、日本公開も果たした映画 『唐人街探偵』のドラマシリーズを手掛けた新鋭、来牧寛(ライ・ムークアン)監督で、ヒロイン役は『驢得水(Mr. Donkey)』(2016)や『無名之輩 (A Cool Fish)』(2018)など数々の社会派コメディに出演し、注目を集めた個性派女優の任素汐(レン・スウシー)です。
【3位】毒舌律師(A Guilty Conscience)
公開日:2023年2月24日
監督:呉煒倫(ン・ワイロン)
主演:黄子華(ウォン・ジーワー)謝君豪(ツェー・クワンホウ)王丹妮(ワン・ダンニー)廖子妤(フィッシュ・リウ)王敏徳(マイケル・ウォン)
コメディ『還是覚得你最好(Table for Six)』で注目を集めた俳優の黄子華(ウォン・ジーワー)が主演の新作『毒舌律師(A Guilty Conscience)』がトップ3をキープ!本作では、黄子華演じる弁護士が、「女児虐待」という無実の罪に問われるシングルマザーを守るために、権力者たちに「尊厳の戦い」を挑む勇姿を描いています。
【4位】流浪地球2(The Wandering Earth Ⅱ)
公開日:2023年1月22日
監督:郭帆(グオ・ファン)
主演:呉京(ウー・ジン)李雪健(リー・シュエジェン)劉徳華(アンディ・ラウ)沙溢(シャー・イー)
劉慈欣(りゅう・じきん)の同名小説を原作とした2019年の話題作『流転の地球(原題:流浪地球)』の続編『流浪地球2(The Wandering Earth Ⅱ)』がトップ5をキープ。「2」と題する続編ではありますが、物語は前作の前日譚にあたり、人類が未曾有の危機を前に、太陽系脱出計画の「前身」である「移山」計画に挑む様子を描いています。
【5位】満江紅(Full River Red)
公開日:2023年1月22日
監督:張芸謀(チャン・イーモウ)
主演:瀋騰(シェン・タン)易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)張譯(チャン・イー)雷佳音(レイ・ジャーイン)王佳怡(ワン・ジャーイー)岳雲鵬(ユエ・ユンポン)
記録的なヒットとなっている張芸謀(チャン・イーモウ)監督の話題作『満江紅(Full River Red)』がいよいよ3月17日に北米で一般公開される予定です。タイトルの「満江紅」とは、中国古代の文学作品・宋詩の詞牌のことで、中でも南宋時代の愛国武将・岳飛(がくひ)が書き下ろした『満江紅・怒髮衝冠』が最も有名です。本作はその岳飛にちなんだ物語で、岳飛の死後4年が経ち、姦臣として知られる南宋の宰相・秦檜(しんかい)らが計画していた会談の前夜、悪の勢力を一掃するために集結する正義の男たちの活躍を描いています。日本公開は未定です。
【6位】断網(Disconnect'd)
公開日:2023年3月3日
監督:黄慶勲(ジュディ・チュウ)
主演:郭富城(アーロン・クォック)任達華(サイモン・ヤム)林家棟(ラム・カートン)譚耀文(パトリック・タム)
中国香港版アカデミー賞こと「香港電影金像奨」の最優秀主演男優賞を受賞した3大俳優が主演を務めるクライムアクション『断網(Disconnect'd)』がトップ10をキープ!5G時代を迎え、サイバーセキュリティーがますます問題化する中で、インターネットの世界では善と悪の戦いが激化。銀行のデータを標的にしたサイバー攻撃に巻き込まれた敏腕プログラマー・卓家俊が、家族を守り自身の冤罪を晴らすため、天才的なプログラミング能力を生かして、インターネットの世界で犯罪者との戦いを繰り広げる様子を描いています。
【7位】アントマン&ワスプ:クアントマニア(中国題:蟻人与黄蜂女:量子狂潮)
公開日:2023年2月17日
監督:ペイトン・リード
主演:ポール・ラッド エヴァンジェリン・リリー ジョナサン・メジャース キャスリン・ニュートン ミシェル・ファイファー マイケル・ダグラス ランドール・パーク デヴィッド・ダストマルチャン
マーベル・コミックのさまざまなスーパーヒーローが登場する作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の31作目『アントマン&ワスプ:クアントマニア(中国題:蟻人与黄蜂女:量子狂潮)』が中国で好評上映中。本作は「アントマン」シリーズとしては、2015年の『アントマン』と2018年の『アントマン&ワスプ』に次ぐ第3弾です。今作では体長1.5センチになれる特殊なスーツを身に着けた主人公らが量子世界に引きずり込まれてしまう様子を描いており、ポール・ラッドやエヴァンジェリン・リリー、マイケル・ダグラスらキャスト陣と監督のペイトン・リードが続投しています。
【8位】熊出没•伴我“熊芯”(Boonie Bears:Guardian Code)
公開日:2023年1月22日
監督:林永長(リン・ヨンチャン)邵和麒(シャオ・ハーチー)
主演(吹替):張秉君(ジャン・ビンジュン)譚笑(タン・シャオ)張偉(ジャン・ウェイ)
春節アニメの定番、「熊出没」シリーズの最新作がロングヒット中。本作はシリーズ通算9作目に当たり、主人公たちが振興島という島のロボット研究所を見学した際に、数年前の大火事で生き別れた「熊大」と「熊二」の母の手がかりを見つけるというストーリーです。
【9位】深海(Deep Sea)
公開日:2023年1月22日
監督:田暁鵬(ティエン・シャオポン)
主演(吹替):蘇鑫(スウ・シン)王亭文(ワン・ティンウェン)
2018年に日本でも公開されたアニメ映画『西遊記 ヒーロー・イズ・バック(原題:大聖帰来)』(2015)の田暁鵬(ティエン・シャオポン)監督が7年ぶりに送り出した新作がロングヒットを記録中。これは神秘的な海底世界を旅する一人の少女の冒険と成長をテーマにした3D CGアニメ映画で、実写を彷彿とさせる映像の質感に定評のある田暁鵬監督の持ち味が存分に生かされた1本となっています。日本での公開は未定です。
【10位】アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(中国題:阿凡達:水之道)
公開日:2022年12月16日
監督:ジェームズ・キャメロン
主演:サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィーバー スティーヴン・ラング ケイト・ウィンスレット
現地時間3月12日に授賞式が行われたばかりの米アカデミー賞で最優秀視覚効果賞を受賞した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(中国題:阿凡達:水之道)』が中国で超ロングヒットを記録中!本作は、ジェームズ・キャメロン監督作『アバター』の10年後を描いた約13年ぶりの続編で、神秘の星パンドラに人類が再びやってきたことから、パンドラの森で平和に暮らしていた元海兵隊員と先住民の女性たちが海へと逃れる様子を描いています。(ミン・イヒョウ、謙)