【CRI時評】3月の両会が春の訪れを告げる

2023-03-14 18:11:59  CRI

 全国人民代表大会と中国人民政治協商会議の両会は毎年3月に北京で開催されるが、中でも今年の両会は期を分かつ大会という点で特別だった。第14期全国人民代表大会第1回会議は13日に北京で閉幕したが、この2日間の北京は最高気温が20度にまで上がり、春の足音がますます近づいている。

 今年の両会では、「中国式現代化」がキーワードとして注目を集めた。「中国式現代化」を壮大な概念とするなら、「質の高い発展」と「高いレベルの対外開放」はすなわち、この概念を実現するための具体的なプロセスだ。

 2022年は、中国のグリーントランスフォーメーションをけん引するハイテク、高付加価値製品が輸出の新たな成長ポイントになった。中でも、電気自動車の輸出は前年より131.8%増え、太陽光発電製品は同じく67.8%増えた。絶え間なく拡大する自由貿易区のネットワークから中国国際輸入博覧会、中国輸出入商品交易会、中国国際サービス貿易交易会、中国国際消費品博覧会といった経済プラットフォームの設立まで、中国は高いレベルでの対外開放を絶えず推進している。2022年には中国の実行ベースの外資利用は3年前より500億ドル近く増えて1890億ドル余りとなり、過去最高を記録した。これは、外資が中国市場の今後のすう勢を楽観視していることを示している。

 今年は中国の改革開放から45周年に当たる。政府活動報告は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP)など高水準の経済・貿易協定への加盟を積極的に推進し、関連規則、規制、管理、標準を積極的に付き合わせ、制度型開放を着実に拡大していくと指摘している。現在、世界は依然不安定であり、世界経済の発展は冷え込みに直面している。中国式現代化を進める過程で、中国が自らの発展を通じて引き続き世界の平和的発展に貢献していくことが期待される。(CRI論説員)

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