中国の二つの村、UNWTOベスト・ツーリズム・ビレッジに認定

2023-03-14 13:08:36  CRI

 国連世界観光機関(UNWTO)の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)」授賞式が12日、サウジアラビア西部の都市、アル・ウラーで行われ、中国・広西チワン族自治区の大寨村と重慶市の荊竹村が「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」の称号を獲得しました。

広西チワン族自治区大寨村の高山棚田

 中国南部の広西チワン族自治区大寨村は、世界的に重要な農業文化遺産である竜脊棚田の上に位置し、2300年以上に及ぶ棚田耕作の歴史を持ち、独特で魅力あふれる地域文化を形成しています。中国南西部の武陵山の奥地に位置する重慶市荊竹村は、良好な自然環境が多種多様な自然景観を作り出しており、ここでは漢族、トゥチャ族、ミャオ族など多民族の文化が融合し、共生しています。

 国連世界観光機関の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」は、観光を通じて村落の文化遺産保護と持続可能な開発目標(SDGs)を推進することを目的として、2021年に始まった取組みです。2021年に選ばれた浙江省の余村(中国東部)と安徽省の西逓村(中国東部)を加えると、中国では既に四つの村落が「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選ばれています。(ミン・イヒョウ、坂下)

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