北京
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北京市内の人民大会堂で開催されていた、中国の国家最高権力機関である全国人民代表大会の第14期第1回会議が13日、閉会しました。習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席が閉会に当たって演説を行いました。
習主席は演説の中で、国防と軍の現代化建設の全面的推進、全体的な国家安全観の貫徹、国家安全体系の健全化、国家安全保障能力の増強、公共安全ガバナンスのレベル向上、社会ガバナンス体系の完全化、新たな安全の布局による新しい発展構造の保障を表明しました。
その上で、「ハイレベルな対外開放を着実に推進し、世界の市場と資源を活用しつつ自らを発展させるとともに、世界との共同発展を推進せねばならない」と強調し、「中国は平和、発展、協力、ウィンウィンの旗印を高く掲げ、常に歴史の正しい側に立ち、真の多国間主義を実践し、全人類の共通価値を実践し、グローバルガバナンス体系の改革と建設に積極的に参与し、開かれた世界経済の構築を推進し、グローバル発展イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブの実行を推進せねばならない」と述べました。
習主席はさらに、「中国が強国を目指す国家建設を推進するには、中国共産党の建設を着実に強化し、全面的かつ厳しい党内統治を一刻も怠ることなく推し進め、腐敗の取締りに断固として取り組まねばならない」と訴えました。
また、「中国共産党は、大きな党ならではの、難題を解決する冷静さと揺るぎなさを常に保ち、自己革命に勇敢に取り組み、党の団結と統一を一貫して守り、党が永遠に変質したり、変色したり、持ち味を変えたりすることのないよう堅持し、強国を目指す国家建設や民族復興のために力強い保証を提供せねばならない」と表明しました。(Yan、鈴木)