<総理記者会見>対外開放を強調 中米協力を呼びかける

2023-03-13 14:05:19  CRI

 第14期全国人民代表大会第1回会議が13日午前、北京で閉会しました。閉会後、新しく就任した李強総理は記者会見を開き、国内外記者からの質問に答えました。

 李総理は外資利用について、「今年、中国は改革開放45周年を迎える。改革と開放は中国を発展させ、世界に影響を及ぼしている」と述べたうえで、「私が知る限り、絶対多数の外資系企業は中国での発展を楽観視している。昨年、中国の実行ベースの外資利用額は1890億ドルに達し、史上最高を記録した。この数字は新型コロナウイルス感染症の発生前、つまり3年前よりも500億ドル近く上回るものだ。これは中国が依然としてグローバル投資のホットスポットであることを示している」と述べました。

 李総理はまた、「対外開放は我が国の基本的な国策であり、外部情勢がどのように変わっても、われわれは断固として対外開放を堅持していく。中国の対外開放の扉はますます大きく開かれ、環境はさらに良くなり、サービスも優れたものとなっていくだろう。開かれた中国、発展する中国は世界からの投資や起業を歓迎している」と期待を寄せました。

 中米関係については、「米国内では、ここ数年、中米関係のデカップリングを煽り立てる論調が高まり、一時ホットな話題となっているが、いったいどれくらいの人がそこから利益を得るのだろう」と述べたうえで、「中国側の統計によると、昨年の中米間の貿易額は7600億ドルに達し、最高記録をまた塗り替えた。中米経済は深く結びつき、互いに相手の発展から利益を得ている」と指摘しました。さらに、上海での経験を引き合いに出し、「私は長い間上海で仕事をしていたが、そこには7万社以上の外資系企業がある。米国系企業をはじめとする多くの外資系企業の幹部と交流し、意見交換をする機会も多かった。彼らはいずれも上海を楽観視し、中国を楽観視しており、世界の協力に期待を寄せている。協力こそウィンウィンの実現につながる。中米協力は可能であり、なすべきことである。閉じ込めや抑圧は誰のためにもならない」と述べました。(Lin、MN)

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