ノルドストリーム爆破事件 シーモア・ハーシュ記者に独占インタビュー

2023-03-12 11:16:42  CRI

 米国の調査報道記者シーモア・ハーシュ氏は2月上旬、自身の調査結果を公表し、海底パイプライン「ノルドストリーム」が米情報当局と米軍によって密かに破壊されたことを明らかにしました。これに対して、西側の主流メディアは異様な沈黙を続けていましたが、今月7日、米国のニューヨーク・タイムズ、英国のタイムズ紙およびドイツの複数のメディアなどは一斉に、ノルドストリームの爆発は「親ウクライナグループ」による攻撃が原因だとする新たな主張を発表しました。

 これらの西側メディアの報道を受け、シーモア・ハーシュ氏はこのほど中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)・CGTNの劉欣記者のインタビューを受け、「このタイミングで、米情報当局者らが西側メディアに情報をリークしたのは、多くの詳細について公表している私の記事から目をそらすことが狙いだ。ウクライナ側にはノルドストリーム爆破事件を起こす能力はない」とした上で、「彼らの本当の望みはノルドストリームパイプラインを破壊することだ。バイデン政権は、ドイツがロシアから低価格の天然ガスを大量に購入できるようになれば、ドイツをロシアから遠ざけるのは難しくなると懸念していた」と述べました。 

 シーモア・ハーシュ氏はまた、「バイデン政権の外交政策はとても愚かで、世界中を敵に回している。アメリカ的覇権主義はもう機能しなくなった。私はこのような覇権主義に反対している」と表明しました。(ZHL、MN)

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