<政協>活気溢れる中国式民主=全国政協委員が語る全過程にわたる人民民主

2023-03-11 21:24:50  CRI

 全過程にわたる人民民主は中国社会主義人民民主制度の重要な内容であり、重要な特徴でもあります。このほど、中国人民政治協商会議第14期全国委員会第1回会議に出席した多くの全国政協委員がインタビューに応じ、「全過程にわたる人民民主という中国式民主が、活気を帯びてきた。今後は全過程にわたる人民民主の建設を持続的に推し進め、『人民が主人になる』ことを各分野で実現しなければならない」との考えを示しました。

 中国外文局アジア太平洋広報センターの編集長を務める全国政協の王衆一委員は、「中国人民政治協商会議は中国の特色ある政治制度だ。『投票による民主』と違って、政治協商制度の本質は『協商による民主』である。協商民主は政策が制定される前に広く、深く、数回にわたる検討を経て、最終的に共通認識を結集し、政策を形成するものだ」と表明しました。王委員は、「重要提案について実行状况説明会を開き、関係部門の責任者が委員に提案の実行状况を説明する。このように終始貫かれたメカニズムは中国の特色ある全過程にわたる人民民主の内包を体現している」と述べました。

 王委員が所属する全国政協外事委員会は、中国高速鉄道のサービス改善に関する案を提出していました。王委員は、「当時、私は日本の新幹線の私語禁止車両などのサービスに関する調査を行い、調査結果とアドバイスが提案の中に盛り込まれた。現在、中国の高速鉄道に私語禁止車両があるのは、この提案が採択され実行された成果だ」と話しました。

 全国政協の王伝喜委員は、末端組織である農村の幹部です。王委員は、現在、農村の民主制度はますます健全になっているとした上で、「うちの村は集団化の道を歩み、集団経済を発展させるため、全過程にわたる人民民主がさらに必要となり、すべてのことは協商による民主を踏まなければならない。われわれは普段、党組織の会議、村民委員会会議、党員大会、村民代表会議などを開き、村民の意見を聞き、各政策について十分に検討し、広く知恵を集め、力を合わせ、最後に共通認識に達し、村の質の高い発展を実現する」と述べました。

 また、中日友好病院元副院長でもある全国政協の姚樹坤委員は、「助教の規範化トレーニングに関する提案をした後、国家衛生健康委員会、教育部などの責任者とともに、提案の実行可能な部分と問題点について深く検討し、関連内容が採用された」と述べました。

 新型コロナウイルス感染症について、姚委員は、「最初に、無症状感染者とウイルス保有者はいずれも感染源であり、速やかに発見し、隔離すべきであると提起した。また、会食時に唾液を経てウイルスが伝播しやすいため、飲食業では料理を小皿に取り分ける『分餐制』や取り箸の使用を全面的に推進すべきだと提案した。これらの提案は新型コロナ予防・抑制の関連部門に採用され、感染症の予防・抑制の効果的な措置につながった。こうした事例は中国の全過程にわたる人民民主の生き生きとした実践だと思う」と話しました。(取材:李陽、校正:CK)

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