「街灯点灯は必要に応じて」が全面実現へ=南京市

2023-03-10 11:53:48  CRI

 江蘇省南京市では街灯を従来の一括制御から単灯制御に、従来のナトリウムランプ使用からLEDランプに交換したことで、市街地中心部と江北新区に設置された街灯22万本による炭素排出量が年間約4万トン削減されたことが8日に明らかになりました。

街灯に照らされる南京南駅前

 南京照明監視管理センターの陳俊羽主任によると、都市照明の炭素排出削減は主に「材料の省エネ」と「管理の省エネ」によって実現されます。「材料の省エネ」では、街灯の設置数を減らすと同時にポールの品質や設置効率を高め、LEDランプを大規模に普及・応用していきます。「管理省エネ」では、デジタル技術を利用して伝統的な巡回補修方式を改革して施設の故障を精確に把握しつつ、単灯制御技術を向上させて道路の等級や地域の特徴、人と車の流量などの要素に基づき、スマート化した調整モデルを構築して、最終的に「街灯点灯は必要に応じて」を実現させます。

 2013~2019年の中国の地域電力網基準排出係数で計算すると、2017年6月末から2022年末にかけての南京街灯の改築・新築プロジェクトの炭素排出量は21万トン削減されました。1年当たりでは約4万トンが削減されたとのことです。

 南京市照明集団は現在、路地裏の街灯をナトリウムランプからLEDランプに転換する作業に取り組んでいます。(藍、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集