北京
PM2.577
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(安保理会議に出席している中国の耿爽国連次席大使)
国連安全保障理事会は現地時間8日、アフガニスタン問題をめぐって会議を開きました。中国の耿爽国連次席大使は席上、米国をはじめとする関係諸国に対して、アフガニスタン中央銀行の資産を直ちにアフガニスタン国民に返還するよう促しました。
耿次席大使は発言の中で、「一方的な制裁はアフガニスタンの経済基盤を甚だしく破壊し、現地の人道状況にいっそうのダメージを与え、現地の女性や子どもたちの生存と発展を著しく圧迫している。これは直ちに解除されるべきだ」と訴えました。
耿次席大使はまた、「米国ニューヨーク州南部連邦地方裁判所は先月、米国はアフガニスタンの海外資産を転用することができないとの裁定を下した。これはアフガニスタンの資産凍結というやり方が正当性を欠いた理不尽なもので、何の法的根拠もないことを改めて証明している」と述べた上で、米国をはじめとする関係諸国にアフガニスタン中央銀行の資産を直ちにアフガニスタン国民に返還し、アフガニスタンの女性と子どもたちに幸せをもたらすよう呼びかけました。(Lin、坂下)