<全人代・政協>注目を集める新エネ車の充電問題

2023-03-09 13:18:36  CRI

 中国の全国人民代表大会(全人代)と中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)の今年の年次総会で、新エネルギー車の充電問題が注目を集めています。

 5日に提出された「政府活動報告」には、過去一年の新エネ車について、「車両購入税減免などの措置を講じて自動車の購入を促進し、新エネ車の販売台数は93.4%増加した」という内容が盛り込まれました。2022年に輸出された新エネ車は前年比120%増の67万9000台に達しました。 

 現在、中国国内では充電・バッテリー交換のためのインフラ整備面の受給バランスがとれておらず、ユーザーの充電に対する不安は根本的に解決されているとは言えません。これを踏まえて、一部の全人代代表は、「駆動用バッテリーの標準化を推進し、次世代駆動用バッテリーやチップなどの技術的な課題解決を強化し、リチウムなど鉱物資源の開発推進を加速する必要がある」と提起しました。

 新エネ車の主なエネルギー補給方法の一つとしては、充電スタンド以外にもバッテリー交換方式には非常に明白な利点があります。しかし、現在のところ中国のバッテリー交換モデルはまだ初期段階にあり、バッテリー交換モデルに対する研究開発投資の少なさ、交換ステーション設置のコスト高、バッテリーの標準規格の不一致、資源共有の基礎不足などの問題を抱えているため、解決が急務だということです。(怡康、坂下)

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