<外交部長会見>秦外交部長 中国式現代化を説明

2023-03-07 12:13:00  CRI

 第14期全国人民代表大会第1回会議に参加している秦剛外交部長が7日午前に記者会見を開きました。

 秦外交部長は中国式現代化について、「14億の人口を抱える国家の現代化社会への突入は、人類史上かつてない壮挙であり、その世界的意義は非常に大きい。中国式現代化は人類の社会発展における数多くの難題を解決し、『現代化=西洋化』の思考を打ち破り、人類文明の新たな形態を創造し、世界各国、とりわけ発展途上国に重要な啓発を与えた。そこには少なくとも5つの啓発がある。一つ目は独立・自主、二つ目は人民至上、三つ目は平和・発展、四つ目は開放・包摂、五つ目は団結・奮闘である」と示しました。

 また、「中国式現代化が成功したのは、中国の土に立脚し、中国文化に深く根ざし、中国の実情に合致しているからだ。どの国にも自らの発展の道を選び、自らの運命を握る権利と能力があるのだということを、中国の成功が証明した。一部の国、一部の人にだけ奉仕するのは現代化ではない。富裕層がより豊かになる陰で、貧困層がより貧しくなるのも現代化ではない。精神的に空虚になり、モラルと秩序が失われるのも現代化ではない。各国人民には、対等に発展する権利と幸せな生活を追求する権利がある」と述べ、「中国式現代化は戦争、植民、略奪といった行為に一切頼ることなく、平和、発展、協力、ウィンウィンを堅持し、人と自然の調和の取れた共生を堅持している。これは西側の現代化とは大きく異なる、かつてない道のりである」と示しました。

 秦外交部長はさらに、「人類の現代化では一国だけが抜きん出てはならない。百花斉放(さまざまな花が一斉に咲き開くこと)を追求し、それぞれの国情に見合った現代化の道のりを歩むことを尊重し、交流し、学び合い、共に精彩を放ち、お互いの優れた文明を参考にし合っていくべきだ。団結を失えば希望も失われ、団結し奮闘することでこそ力が生まれるのだということ、そして、『青山に咬定して放松せず(立てた志をしっかりと定着させる)』の信念によって青写真は現実に変えられるのだということを、中国の成功が十分に証明した。一部の国のように政党の派閥紛争に陥り、口にしたことを実行せず、打ち出した政策をすぐに変えることをしていては、青写真がいかに良かろうと実現することはないだろう」と指摘しました。

 さらに、「中国式現代化のプロセスは世界平和、正義、進歩の力の向上を意味する。われわれは世界でより多くの国が現代化の道のりを歩み始めることで、人類運命共同体の構築という夢を現実にできることを願い、信じている」と表明しました。(Lin、謙)

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