北京
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23/19
中国の最高国家権力機関である全国人民代表大会(全人代)の今年の年次総会が5日、北京で開会しました。中国の最高指導者である習近平氏は同日、江蘇省代表団による政府活動報告の審議会に参加し、質の高い発展という最優先課題をしっかりと把握することを改めて強調しました。
習主席は発言の中で、「質の高い発展は社会主義現代化国家を全面的に建設するための最優先課題だ」と強調するとともに、「中国はイノベーション駆動型の発展戦略の実施を加速し、トップの科学者が先頭に立って独創的・けん引的な科学技術の難関突破を行うことを支持し、技術成果の転化と産業化レベルを絶えず高め、世界的な影響力を持つ産業技術イノベーションセンターを構築し、現代化産業システムの建設を加速させ、経済発展の力点を実体経済に置き、そして高水準の社会主義市場経済体制を構築したうえでハイレベルの対外開放を推進しなければならない。また、農業の現代化も中国が質の高い発展を実現するための必然的な要求だ」との見解を示しました。
習主席は、質の高い発展を推進する最終的な目的は人民の幸福と健康だとし、「発展の成果を絶えず生活の質に転化させ、人民大衆の達成感、幸福感、安心感を絶えず高めなければならない」と指摘しました。(ZHL、野谷)