北京
PM2.577
23/19
李克強総理は5日午前、第14期全国人民代表大会第1回会議の開会式で政府活動報告を行い、「中国は新時代における台湾問題解決の全体的な方針を貫きながら堅持し、一つの中国の原則と『九・二コンセンサス』を堅持し、『独立』に反対しながら統一を促し、両岸関係の平和発展を推し進めながら祖国の平和統一プロセスを促していく」と強調しました。
同報告では、両岸の経済・文化の交流と協力を促し、台湾同胞の福祉増進制度と政策を健全化し、両岸による中華文化を発揚することや、心を一つにして復興事業の共同創出に取り組むことなどが呼びかけられました。
また、香港・マカオ問題については、「一国二制度」「香港人による香港管理」「マカオ人によるマカオ管理」と高度自治の方針を、全面的かつ正確に、揺るぎなく断固として貫き、法に基づく香港・マカオ管理を堅持し、憲法と基本法に定められた特別行政区の憲制秩序を維持し、「愛国者による香港管理」「愛国者によるマカオ管理」の原則を実施しながら、香港とマカオの経済成長、国民生活の改善、長期的な繁栄と安定を支持することが強調されました。
報告の中で李総理はさらに、「中国は断固として独立自主の平和外交政策を堅持し、平和発展の道を揺るぎなく歩み、平和共存五原則に基づいて各国と友好協力を展開し、断固として互恵・ウィンウィンの開放戦略を実施し、終始、世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、国際秩序の維持者であり続ける」と示しました。
そのうえで、「中国は国際社会と共に、グローバル発展イニシアチブとグローバル安全保障イニシアチブを実施しながら、全人類共通の価値観を生かし、人類運命共同体の構築をともに推し進め、世界の平和と地域の安定を守っていく」と、改めて強調しました。(Lin、謙)