世界の繁栄促進で中国の力に期待＝世界の有識者

　今年の全国人民代表大会（全人代）と中国人民政治協商会議全国委員会（全国政協）の年次総会の開催には国際社会からも高い感心が寄せられています。世界の有識者も、「中国は世界の繁栄を促進し、国連の持続可能な開発目標を実現するうえで、重要な役割を担っている」としています。

　南アフリカ国民議会のフロリック事務局長は、「中国はさまざまな分野で発展を続けており、特に対外開放と現代化に向けて歩みを進めている。習近平国家主席の数々のイニシアチブはいずれも繁栄を共有し、共同発展というテーマを体現するものであり、国連の持続可能な開発目標の実現に向けた中国の最も重要な成果の一つでもある」と表明しました。

　米国のロバート・ホーマッツ元国務次官は、「中国経済の成長が世界の他の地域の成長を後押しする役割を果たしていることは明らかだ。中国は巨大な経済体である。中国のサプライチェーンは中国製部品を必要とする国にとって有益なものであり、中国の需要は世界中のサプライヤーにとって非常に有益なものだ」と述べました。

　ドイツ経済界のノベルト・ジェメック氏は、「全人代と全国政協が打ち出す措置や決定は、今後の対中投資拡大のための重要な参考資料となる。また、中国経済の持続的成長の原動力の背景には、政府の明確な計画がある」と期待を示しました。（馬げつ、MN）