国連ハイレベル会合、「発展の権利」実現の重要性を再確認

2023-03-02 11:45:20  CRI

 国連人権理事会は2月28日と3月1日の両日、「発展の権利に関する宣言」採択35周年を記念するハイレベル会合を開催しました。

 国連のトゥルク人権高等弁務官があいさつし、「2030アジェンダ(SDGs)で設定された15年の期限(2015~30年)は半分を過ぎたが、この持続可能な開発目標へのプロセスはすでに軌道から大きく外れている。今年9月に開催される国連持続可能な開発サミットが、発展の権利の実現推進と持続可能な開発目標の実現確保に向けた重要な助力となることを期待している」と述べました。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、「『宣言』は、人々の参加が発展の権利、特に健康権の実現にとって極めて重要であることを明確に示している。発展の権利の実現を確実なものにするため、各国は互いに協力する義務がある」と強調しました。

 発展途上国政府間シンクタンクであるサウスセンターの李月芬上級顧問は、「『宣言』は、重要な構造転換中にある現在の世界にとって役割はとても大きい。各国が持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)の実施に努める中、発展の権利の促進・保護・実現は極めて重要だ」と述べました。(ミン・イヒョウ、柳川)  

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