WIPO:中国のPCT国際特許件数が2022年も首位

2023-03-02 12:55:21  CRI

 世界知的所有権機関(WIPO)がこのほど発表した最新報告書によると、2022年、特許権保護に対する需要は引き続き高まり、中国、米国、日本、韓国およびドイツのイノベーターが当該機関の特許協力条約(PCT)に基づく国際出願件数で最も多く、中国が引き続き首位で、出願件数全体の4分の1以上を占めていることが明らかになりました。

 同報告書では、2022年も中国はPCTに基づく国際出願件数が最も多かった国で、前年比0.6%増の7万15件の出願があり、2位から5位は米国、日本、韓国、ドイツだったと公表されています。中国の華為技術(ファーウェイ)は依然としてこれまでで最大の出願者で、2022年は7689件でした。

 同報告書は、「2022年のPCTに基づく国際出願件数は、単一年度の出願数としては過去最高を記録した」として、「アジアは依然として国際特許出願の主な地域で、2022年の出願件数全体の54.7%を占めている」としました。

 WIPOのダレン・タン事務局長は、「2022年の国際知的財産権出願件数は基本的に変わらない。経済環境が厳しく、リスクファイナンスが減少しているにもかかわらず、企業はイノベーションへの投資を続けている」と指摘しました。(ヒガシ、野谷)

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