白鶴灘水力発電所、100万キロワット発電ユニット全16基が検収合格

白鶴灘水力発電所の最後の発電ユニット（9#ユニット）が検収に合格

　世界で建設中の水力発電プロジェクトの中で規模が最大で技術的難易度が最高とされる白鶴灘水力発電所で2月27日、最後の発電ユニットが検収に合格しました。これにより同発電所の16基の発電ユニットは全て検収に合格しました。 

　四川省と雲南省の省境に位置する白鶴灘水力発電所は、三峡集団が金沙江下流で投資・建設する4段のカスケード式発電所のうちの2段目にあたります。1基当たりの容量が世界最大の出力100万キロワット水力発電ユニット16基が設置され、総発電設備容量は1600万キロワットです。2月26日時点で、今年に入ってからの発電量は90億キロワット時、累計発電量は646億5000万キロワット時に達しています。 

　白鶴灘水力発電所は三峡発電所に次ぐ世界第2の水力発電所です。ここ数年の年平均発電量は624億4300万キロワット時で、約7500万人の1年間の生活用電力需要を満たすことができ、年間で約1968万トンの石炭消費（標準炭換算）を減らし、二酸化炭素排出量を約5200万トン削減できます。（朱、柳川）