第9回中国従業員調査 全国の従業員は4億人超

2023-02-28 11:31:30  CRI

 中華全国総工会(労働組合)がこのほど、第9回全国従業員チーム状況調査の結果を発表しました。それによりますと、現在、中国全土で従業員総数は約4億200万人に達し、平均年齢は38.3歳、教育を受けた平均年数は13.8年だったことが分かりました。

 また、今回の調査では三つの新しい特徴が見られました。

 第一に、新しい業種に従事する労働者は全体の重要な構成部分となっています。例えば、ネット配車サービスのドライバー、物流業者やフードデリバリーの配達員などが挙げられます。青年~壮年期の男性が中心で、農業戸籍の人が比較的大きな割合を占めていました。このほか、業界が異なる従業員の学歴に大きな差があります。例えば70.7%の貨物車運転手の学歴は中学校およびそれ以下で、38%のネット配車サービスのドライバーの学歴は短大およびそれ以上、物流業者やフードデリバリーの配達員の学歴は高校およびそれ以下に集中しています。また、産業労働者の平均年齢は38.29歳、うち農業戸籍の割合は52.1%で、教育を受けた平均年数は13.16年でした。82.7%の産業労働者は第二次産業に従事しており、77.6%が製造業と建築業に集中しています。第三次産業に従事する労働者の数が増えつつあります。

 第二に、従業員の教育を受けた年数が延びています。高校およびそれ以上の学歴者は85%で、大学学部生およびそれ以上は35.5%でした。第三次産業に従事する従業員の教育を受けた平均年数は14.5年で、第一次産業の12.5年と第二次産業の13年を上回っています。

 第三に、従業員は自らの長期的なキャリアアップをより重視しています。69.4%の従業員は「家族と一緒にいる時間を増やしたい」、30.1%は「仕事と家庭との両立を望む」、20%は「より多くの余暇がほしい」と答えました。また、企業など雇用側への期待について上位3位は給与の増加(78.3%)、職業技能とスキルに関するトレーニングの実施(70.1%)、企業管理への参与(32.3%)でした。(Lin、野谷)

 

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